前回に引き続き、3Dプリンタ(FDM方式)のフィラメントの種類について書きたいと思います。


単体ではなく、弱点を補った合成繊維が徐々に増えてきております。


PET(ポリエチレンテフタレート)

 汎用プラスチックに分類されます。 耐熱温度は50℃から80℃前後となります。
身近なものとしてはペットボトルがあります。丈夫で透明性があります。
電気の絶縁性があり、燃やしても有害物質を発生させません


PMMA(アクリル樹脂、メタクリル樹脂)

 汎用プラスチックに分類されます。
耐熱温度は70℃から90℃前後となります。
非常に透明性があり、硬く、衝撃にも強い素材となります。
透明なケースや、レンズカバーなどに利用されます。


TPE(エラストマー)

TPE(熱可逆性エラストマー)はプラスチックとゴムの中間の素材です。 耐熱温度は60℃から100℃あたりです。
ゴムの材質を保ちながらも強度をしっかり保てている為、ちぎれにくいです。
素材にコシが少ないため、造形の速度が速すぎると詰まりの原因になることがありますので、造形技術を要します。
主な造形品としては、ハンドルグリップやチューブやホースなどがあります。


PP+GW(ポリプロピレン + グラスウール)

 ポリプロピレンにグラスウールを混ぜた素材です。
グラスウールとは、ガラス素材で出来た綿状のもので断熱材や防音材に使われるものです。
グラスウールを混ぜ込むことで、収縮を軽減することが可能です。
また表面の仕上がりも滑らかになります。


ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン) + カーボン PLA(ポリ乳酸) + カーボン PA(ポリアミド)+ カーボン

 最近ではカーボンを混ぜた素材が出てきました。カーボンは炭素繊維とも呼ばれ、軽くて強い強度をもちます。
カーボンは卓球のラケットやゴルフのクラブなどにも使われていますね。
フィラメントは種類がどんどん増えており、FDM方式での可能性は広がっています。
今後も楽しみです!