最近の3Dプリンタで使用できる素材(フィラメント)は、以前に比べて種類が増えてきました。

それぞれ特徴があり、使う場面や用途もさまざまです。

今回は基本的な素材を書きます

 


ABS(アクリル・ニトリルブタジエン・スチレン)

 汎用プラスチックの部類に入り、3Dプリンタではもっとも普及している素材です。
耐熱温度は70℃から100℃です。
FDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンタでは、PLAとABSの素材を利用可能にしているメーカーが多いです。
PLAと比較すると、硬さの面ではABSの方が柔軟性があります。またABSはヤスリで削ったり、色を加えることが可能です。
しかし、熱収縮が強く反りが発生しやすい為、温度設定・管理などの造形技術を要します。
造形中には独特な匂いが発生するので、換気が必要です。


PLA(ポリ乳酸)

汎用プラスチックの部類に入り、こちらも3Dプリンタでもっとも普及している素材です、
硬さがあり、柔軟性はあまりありません。
耐熱温度は70℃前後です。
熱収縮があまりなく、造形はしやすい素材となります。初心者にとっては一番やりやすい素材です。


PP(ポリプロピレン)

汎用プラスチックの部類に入り、もっとも軽い素材になります。
耐熱温度はおよそ100度前後です。
硬化性が高く、曲げ、引っ張りにも強いです。
酸、アルカリなどの薬品や、絶縁性も高いことから薬品の容器や、電気機械の絶縁体としても使われます


PA(ポリアミド、ナイロン)

 エンジニアプラスチックの部類に入り、耐衝撃性に優れ、曲げに対してしなやかで、破損しにくい素材です。
非常に柔軟で、強度を兼ね備えているため、少ない積層で造形すると90度以上の曲げにも耐えられる素材です。
耐熱温度はおよそ110度前後です。
熱収縮が強いため、FDM方式で造形するとテーブル上で反りが発生してしまう場合があります。そのため造形技術を要する素材です。
また、吸水性が強いため、水洗いや容器としては不向きな素材となります。


まだまだ他にも素材がありますので、改めて書きたいと思います。